高圧コンプレッサー

型式：

潤滑方式：

YS 高圧(4～30MPa)　定置式モーターセット　オイルレス


YS-85FG(水冷式)	YS-85VFG(水冷式)

無給油で高品質な圧縮ガスの製造が可能です。スクーバダイビング及び救助呼吸器用空気の高圧化、各種不活性ガスの回収圧縮などはもちろん、医療分野や実験現場などでも幅広くご利用いただいています。

用途
用途	内容
空気の圧縮	救急救助呼吸器充填、医療用機械駆動用、漏れ検査機密試験用(ドライエア)
ヘリウム回収精製圧縮	漏れ検査機密試験用、超伝導磁石冷却ヘリウムの圧縮、極低温機器、医療用等のヘリウム回収ガス圧縮用
不活性ガスの圧縮	化学反応を起こしにくい気体の昇圧用 (窒素、ヘリウム、アルゴン、炭酸ガス、6フッ化硫黄など)

オプション
オプション	内容
空気清浄装置（アフターストレーナー）	アフターストレーナー内に充填する清浄剤の種類を目的に応じて選定、夾雑物を除去することで、クリーンな空気を生み出します。
運転制御方式	圧力センサによって、自動発停や自動停止を選定できます。
オートドレン装置	オートドレン弁により凝縮した水分を自動で排出します。
安全装置	万が一の場合に備え、冷却水自動供給装置（断水リレー)、温度停止装置など各種ご用意しております。

オイルレス高圧コンプレッサーFGシリーズのご紹介

【オイルレスコンプレッション技術の大いなる利点】

高圧ガスとしての圧縮空気が有する危険性の中で大きな要因をしめているのがオイル(潤滑油)です。オイル潤滑油の主な危険性として以下の2つが上げられます。

オイルを起因とする可燃性物質の高温高圧環境下での燃焼現象(ディーゼルエンジン現象)
オイルによって作り出される不純物(炭化生成物)や分解生成物(CO、CO₂)を呼吸してしまうこと

これらの問題点をすべて解決し理想的圧縮空気を作り出すことができるのがTOAのオイルレス高圧コンプレッサーFGシリーズです。すべての圧縮行程中に一切オイルを使用しない最新圧縮構造を有し、呼吸器用だけでなく、医療用及び高レベル実験用等に最高品質の高圧圧縮空気を作り出すことが出来ます。特に、自給式呼吸器(SCBA、SCUBA)を駆使し、レスキュー業務に従事される公共機関(消防、警察、自衛隊等)の多くがTOAのオイルレス高圧コンプレッサーをご選定いただき、空気充填を行っております。

公共機関での納入実績

ご選定いただいております主な公共機関をご紹介いたします。

公共機関	名称
消防・警察	神奈川県　横浜市、川崎市、横須賀市、相模原市、各消防本部、県警機動隊（定置式）千葉県　船橋市、市川市、市原市、佐倉市、八街市、酒々井市の各消防本部(移動式空気充填車) 静岡県　静岡市消防本部(移動式空気充填車) 皇宮警察本部　京都護衛署、赤坂護衛署、吹上護衛署、坂下護衛署
防衛省陸上自衛隊各補給処	北海道(島松)、東北(仙台)、関東(霧ヶ浦)、関西(宇治)、九州(目達原)
海上自衛隊各造修補給所（掃海艇母船、水中処分隊）	大湊、舞鶴、横須賀、呉、佐世保、那覇
航空自衛隊各航空基地	千歳、三沢、百里、入間、木更津、小松、新田原、築城、小牧、美保、浜松、静浜、防府北、岐阜、芦屋、那覇

冷却方式について

コンプレッサーの冷却は運転の効率をよくするために解決すべき問題のひとつです。
冷却方式には空冷式と、水冷式の２種類があります。また、各方式にメリット、デメリットがございます。
最適な冷却方式の選定により、末長く安心してご使用いただくことができます。表を参考にお客様の用途や環境に合わせた冷却方式を選択ください。(表の記号は概略特性を示しています。)　

比較項目	水冷式	空冷式
冷却効率	◎	○
連続運転	◎	△(注3)
断続運転	◎	◎
運転騒音	約72dB	約76dB
給水設備	必要	不要
移動性	△(注１)	◎
暑い地域での使用	◎	△(注3)
寒い地域での使用	△(注２)	◎
換気風量	小	大
保守点検整備期間	長期	中期